胡蝶蘭が日本に入って来たのは明治の末期と言われています。元々は、東南アジアを中心とした温かい地域に分布していました。日本に入ってきたころの胡蝶蘭は、形こそ今と変わりませんが、毒々しい模様や色をしていたと言われています。

今のような凛とした美しい花になったのは、さらに時間が進んで、生育環境が整備されてからです。このころから品種改良が推し進められ、私たちになじみ深い白や、ピンクが生まれて行きました。しかし、一般に胡蝶蘭が親しまれるようになるのはまだ先です。胡蝶蘭は元々高価な観賞用の花でした。なぜなら栽培と生育が非常に難しく、とても希少なものだったからです。ここから更に生育技術が発展し、温室栽培などが一般的行われるようになり、ようやく一般の人にも浸透していきました。そして現在では、上記のような生育技術の発展から、多くの農家が胡蝶蘭を栽培出来るようになりました。

胡蝶蘭は品種によって育て方が異なるという特徴があります。もちろん花の形や大きさによっても違い、花を咲かせるタイミングも異なります。お祝いや葬儀などは一年を通してどこかで行われているので、農家の方はどの時期でも出荷できるよう、開花時期をずらすなどの工夫を取り入れています。